ご縁に溢れたさんぽ道
午前中は後輩から頼まれた、レザーのお札入れを作っていた。お昼を食べ、昨晩思い立った散歩に出かけることにした。お気に入りの靴とお気に入りのリュック、お気に入りの服を来て、旅はスタートした。
目的地に向かう途中、普段通らない道を通ることにした。Googleマップの指す方角に向かい、どんどん自然溢れる田舎道を進んでいった。
すると、なんとも素敵なベンチを見つけた。
最近僕の中で、ベンチに座り、本を読んだりお酒を飲んだり、ただ好きなことをする『ベンチング』という遊びが流行りまくっている。
人通りがほぼ皆無で自然に囲まれ、完璧ではないか!!と感動して一瞬時が止まったように思えた。
そして歩みを進めると、さらに素敵な風景が広がっていた。ここは散歩をするために作られたのではないのか?と疑ってしまうほどに幸せに溢れた場所だった。僕はなんともすがすがしい、晴れ晴れとした気分に包まれた。
散歩してたら森に迷い込んだんだけど、なんとそこで素敵なさんぽ道発見!!
— Gypsy Papa (@khrbeautifulife) 2018年3月24日
自分が動けば出逢いが舞い込む。 pic.twitter.com/rDzEUa54cz
僕はこの道中、ある方に教えていただいた音声を聴いていた。
機会には二種ある。
求めずに訪れる機会と、
我々の作る機会とである。
世間でふつうにいう機会は前者である。
しかし真の機会は、時勢に応じ利にかなって
我々の行動するときに訪れるものである。
大事なときには、機会は我々が
作り出さなければならない。
西郷隆盛の言葉である。
今日は、自分の足で動いたことにより、素敵なさんぽ道との出会いがあった。
西郷さんは、おおらかで大人しく、
事が動くのをじっと待つ性格だったそうで、
伊集院光さん曰く、『おしゃべりの世界で「待つ時間」の使い方のうまい人は話芸の天才』とのこと。
僕は逆に、普段「動く」ということにばかりフォーカスしてしまいがちであるため、「待つ」こともまた大切なことだなーと感じたひとときでした。
その後も歩みを進め、街に出た。用事を済ませ再び歩いていると、なんとかホールというところに、かなりの長さの行列ができていた。並んでいたお兄さんに尋ねてみると、これから高校生のダンスの発表会があるとのことだった。しかも入場無料。
これも何かのご縁だし、ちらっと覗いてみることにした。
始まってみると、なんとも楽しそうな表情や、努力の結晶である動きから、ダンスにかける情熱がビシビシ伝わってきて、全身で伝える表現力の奥深さに感動してしまった。久しぶりに感動で鳥肌が立った。ちらっと覗いて帰るつもりが、閉園まで見入っていた。
青春を感じ、幸せが溢れた。
そんな素敵な1日を過ごした僕は、これからBARで少しお酒を飲んで、のんびり歩いて帰ろうと思う。
この後も素敵なご縁が訪れるといいな。
放浪の旅はつづく。。。